【証拠】コーヒーが薄毛につながるは嘘!抜け毛は増えません

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コーヒーが薄毛を促進させるといううわさがありますが、
それは本当なのでしょうか?

そういわれる理由には、髪の毛に大切な栄養素である亜鉛が関係しています。

 

もし日常的に飲むコーヒーに
薄毛を促進させるような作用があったら不安ですよね。

しかし、それは嘘(気にする必要はない)ということが分かりました。

 

そこで今回は、

コーヒーによって抜け毛が増えないと言える理由
正しい飲み方

について解説していきます。

 

コーヒーが薄毛にるながると言われている理由

 

まず、なぜコーヒーが薄毛につながると言われているのでしょうか?

この理由は主に
睡眠不足亜鉛の吸収率低下があります。

 

睡眠不足というのは、

コーヒーに含まれるカフェインの影響で夜眠れなくなってしまい
その結果十分な睡眠が得られず髪の毛が成長できないというものです。

しかし、それは飲む時間を考えることで簡単に解決できます。
18時以降はコーヒーを飲まないようにすればよいのです

 

最も重要なのは、

亜鉛による吸収率の低下です。

 

コーヒーが亜鉛の吸収を妨げ、薄毛・抜け毛が増える?

 

コーヒーに含まれる成分にタンニンというものがあります。

タンニンはポリフェノールという植物成分の一種で
コーヒーやお茶、渋柿などに含まれる渋みを感じさせる成分です。

 

ポリフェノールというと体に良さそうに感じますが、
このタンニンが髪の毛にとって大切な栄養素である亜鉛の吸収を妨げると言われています。

 

亜鉛は、アミノ酸をケラチンに合成するはたらきを持ちます。

ケラチンは髪の毛の主成分なので、
亜鉛が不足していると健康な髪の毛が作られません。

 

ところが、コーヒーに含まれるタンニンが
亜鉛と結合してしまい、うまく体内に吸収されないということが起こります。
(鉄やマグネシウムなどの亜鉛以外のミネラルも同じ反応をします)

この結果、
体内の亜鉛が不足し、抜け毛が増えたり薄毛につながってしまうと言われています

 

 

しかし、一応これらは事実なのですが、
僕は適度な量ならコーヒーを飲んでも問題ないと思っています。

というのも、最近の研究では、
実はこれらはそこまで気にする必要がないのではないか
と言われるようになってきているからです。

 

そう考察できる研究の一つを紹介します。

 

【ちなみに】タンニンとカテキンの違い

ちなみに、緑茶でよく耳にするカテキンという成分がありますが、
これはタンニンの一部だと思ってもらえれば大丈夫です。

ポリフェノールの中のタンニン、タンニンの中のカテキンとうような分類です。

カテキンも同じように亜鉛の吸収を阻害すると言われています。

 

コーヒーと亜鉛の関係はそこまで気にする必要はない

 

コーヒーと亜鉛の関係を調べていくうちに、
カテキンと緑茶飲料の関係性を実験した興味深い論文を見つけました。

 

 

題名の通り、ラットを用いて緑茶系飲料と鉄・亜鉛の関係について研究したものです。

読もうとすると相当時間がかかってしまうので、
簡単に要約します。

 

鉄水準の異なる2種類の飼料に、「」・「2倍濃縮したペットボトルの緑茶飲料」・「2倍濃縮した高カテキン緑茶」をそれぞれ混ぜ、6種類の飼料を作った。

6匹のラットに↑でできた6種類の飼料の内1つを投与、それを6グループ(=計36匹)作り条件を変えてラットの臓器中の鉄・亜鉛濃度を観察した。

※ちなみに人間に換算すると350~400mlの投与に相当する。

 

以上のような実験を行い、ラットの臓器中の鉄・亜鉛の吸収率を比べました。

その結果がこちらです↓

茶系飲料の飼料への添加は、鉄の投与水準にかかわりなく、鉄濃度に影響を及ぼさなかった

茶系飲料の飼料への添加は、鉄の投与水準にかかわりなく、臓器中亜鉛濃度に影響を及ぼさなかった

(一部引用)

 

実験の結果、ラットの臓器中の鉄濃度・亜鉛濃度に影響を及ぼさなかった。
つまり吸収の阻害はほぼ起こらなかったと書いてあります

 

そして次に考察です。↓

「少なくともバランスの取れた食事内容であり、かつ一般的な引用量の範囲であれば、鉄栄養に対する茶系飲料の飲用の影響に関して神経質になる必要はないといえるだろう。」

「臓器中亜鉛濃度にも茶系飲料投与の影響が観察されなかったことから、鉄以外のミネラルの吸収に関しても、茶系飲料引用の影響は軽微と思われる。」

(一部引用)

 

結果と考察を簡単にまとめると次のようになります。

 

  • 複数の条件で実験してみたが、ラットの臓器内の鉄・亜鉛の濃度はほぼ変化しなかった。
  • このことから一般的な食事に一般的なカテキン(=タンニン)量ならば、吸収率に関して気にする必要はない

 

以上のことにより、カテキン(=タンニン)と亜鉛吸収率の関係はあまり考えなくても良いと僕は考えています

 

ただ今回の実験では、コーヒーではなく茶系飲料を使っていましたが、コーヒーでも同じような結果が得られるのでしょうか?

 

実験をコーヒーとタンニンの関係に換算してみる

 

上記の実験結果が緑茶ではなくコーヒーで得られるかを考察していきます。

まず、コーヒーと緑茶に含まれるタンニンの量を調べてみました。

 

飲料 タンニン含有量(飲料150mlあたり) 実験に相当するタンニンの含有量(300~450mlあたり)
コーヒー 165mg
緑茶 27mg 108~162mg
ウーロン茶 48mg
麦茶 15mg
紅茶 150mg

 

以上のようになっています。
コーヒーが一番多く含まれています。

 

では実験で行った緑茶に含まれるタンニン量を計算してみましょう。

実験では、人間が300~450ml飲んだ場合に相当すると書かれていたので、
300~450mlに換算した含有量も計算すると54~81mgということが分かります。

そして実験では2倍濃縮した緑茶が使用されていたので
300~450mlの緑茶のタンニン量をさらに2倍してみると、

54~81mg  ×  2  =  108~162mg

実験の2倍緑茶に含まれるタンニンの含有量はおよそ108~162mgとなります

 

これは、コーヒー150mlに含まれるタンニンの量に相当するので、上記の実験結果がコーヒーでも得られるということが言えるでしょう。

しかも実験ではさらに含有量の多い2倍濃縮した高カテキン緑茶も使用していたので、
コーヒー以上のタンニンを含んでいても同じような結果になることが推測されます

 

以上のことより、適量のコーヒーであれば、亜鉛をはじめとするミネラルの吸収阻害は気にしなくても良いという結論になります。

ちなみに上の表を150ml換算にしたのは、
コーヒー1杯が150mlであることが多いからです。

気にする必要がないからと言ってがぶ飲みするようなことはやめましょう。

 

コーヒーは食事との間隔はなるべく空け、正しく飲もう

 

気にしなくても良いとは言え、やはり少し不安は残ると思います。

研究考察でも、「茶系飲料の影響は軽微と思われる」
というような書き方をされている部分もあります。

そこで、なるべく亜鉛の吸収に影響が出ないようなコーヒーの飲み方を2つ紹介します。

 

1、クエン酸・ビタミンCを摂る

 

論文中には次のような記述があります。

 

鉄は消化管内でタンニンと結合し、不溶性となった場合に吸収率が低下するが、クエン酸やビタミンCが共存すると、その結合は阻害される可能性がある。

 

つまりクエン酸やビタミンCは、
鉄の吸収が阻害されることを阻害してくれるというはたらきをします。

これは亜鉛も同じことが言え、亜鉛とクエン酸を一緒に摂ると良いと言われるのはこのためですね。

 

ちなみにクエン酸・ビタミンCは
レモン梅干しなどの酸っぱい系食べ物に多く含まれます。

 

2、コーヒーと食事(亜鉛摂取)の間隔を空ける

 

 

論文には次のような記述もありました。

タンニン類と鉄が結合しても、胃のpHが十分低ければ、その結合は難解すると考えられる。

 

pH(ペーハー)とは、酸性・アルカリ性の程度を表す指数です。

たとえば、pHは0~14までの段階があり
0に近ければ近いほど酸性が強く、14になると最もアルカリ性だということになります。

通常の胃液のpHは1なので、とても強い酸性を示します。

 

「胃のpHが十分低ければ結合が難解する」というのは、
強い胃酸によってタンニンと鉄や亜鉛の結合が阻害されるということです。

では、胃のpHが高くなるのはどんな時でしょうか?

それは食事をし、胃に物が入ったときです。

胃に何かが入ってくると胃は消化を始め、それと同時に胃のpHが少しずつ上昇していきます(pH4~5程度)。その後徐々に戻っていき、2~3時間で元のpHになります。

 

したがって、食後すぐや亜鉛と一緒にコーヒーを飲むのは、胃のpHが十分低くなっていないため適切ではないということになります。

なので、コーヒーを飲む場合は食事(亜鉛摂取)と少し間隔を空けると良いということになります。

 

まとめ

 

それではまとめです。

 

  • 最近の研究ではコーヒーのタンニンと亜鉛の関係性はあまり気にしなくても良いと言われている
  • クエン酸やビタミンCを食事で摂取しておくとより安心
  • 食後は間隔を少し空けてからコーヒーを飲むというのも一つの手段

 

ということになります。

ただ、吸収率をあまり気にする必要はないと言っても
大量にがぶがぶ飲むのはいけませんよ。

コーヒーは適量を飲むのは健康に良く髪の毛にも良いとされているので
夜や食後すぐを避け、1日1~2杯程度を目安に飲むようにすると良いですね。

 

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