という方に、セルフチェック(自己診断)方法を解説しています。
世の中には、AGAについてよく理解しないままセルフチェックをやっているサイトも少なくありません。
例えばシャンプーなんかはAGAに全然関係ありませんよ・・・。
生活習慣の乱れとかも、そこまで重要じゃないです。
めちゃくちゃな生活してる人でもふっさふさだったりしますからね。
AGAは科学的な原因で起こる『病気』なので、その特徴をしっかり理解していればある程度の自己診断も可能です。
僕自身はAGAの専門クリニックで実際に診断を受けたこともありますし、そういった経験から本当に大切だと思う3ポイントを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
AGAの3つの自己診断
それでは早速診断していきます。
次の3つのことが当てはまるかどうかを考えてください。
- 抜け毛が細い、もしくは先端が細い毛が多い
- 頭頂部や生え際(M字の部分)が薄くなってきている
- 家系に薄毛の方がいる(遺伝)
これらはAGAの大きな特徴です。
順に解説していくので、自分がそれに当てはまっているか考えてみてください!
ちなみに、専門医もこの方法で診断しています。もちろん自分でやるより詳しく正確だけどね!
その1:抜け毛が細い、もしくは先端が細い毛が多い(写真で確認)
これは抜け毛の状態のチェックです。
AGAの症状として、髪の成長期が短くなるというものがあります。
髪の毛が成長せずに抜けてしまうため、その抜け毛は細かったり、先端が細くなっている傾向にあります。
これがAGAの診断をするときに重視されていることの一つになります。
この2枚の写真にあるのは僕の実際の抜け毛です。
AGAの抜け毛と正常な抜け毛を比較してみましてた。
左側に細い毛、右側に太い毛(正常)。
太さはどちらも同じくらい、左側の毛の先端が細くなっている(赤矢印のところ)。
このように十分に成長できていない毛は細かったり、先端のみが細くなっている場合が多いです。
これがAGAになっている髪の毛の特徴になります。
毛根はあまり関係ない
AGAの診断をするときに大切なのは、成長した状態で毛が抜けているかどうかです。
毛根の太さや、白いものがついているかどうかはあまり気にしなくても大丈夫です。
※毛根についている白いあれは、「毛根鞘(もうこんしょう)」と言って、髪と頭皮をくっつける役割を持ちます。
抜け毛の量は個人差が結構ある
抜け毛の量に関しては、よく一日に100本以内ならOKと聞きますね。
ただ、僕の感覚的にこの数字はあまりあてにならないことが多いと思っています。
まず1日の抜け毛の数が測れないこと。
次に、たとえ1日の抜け毛が50本だったとしても、その50本が同じところから抜けていたらそれは明らかに異常です。
こういうのってかなり個人差があるんですよね。
人によっては1日の抜け毛が100本以内でもAGAである可能性もあります。(僕はAGAだけど全体の量としてはそこまで多くなかった)
なので抜け毛の本数に関しては、「自分が今まで以上に抜け毛が増えたと思うならそれは異常だ。」と僕は思っています。
だって普通に生活していて、健康なら抜け毛の数なんて気にならないですから。
朝起きて寝癖を直すときに30本、
日中不明(少なくとも30は抜けてるはず)、
風呂上りに髪を拭いたりドライヤーをしているときに30~50本程度
というかんじが多かったと思います。
抜け毛見ると精神的にきついし、嫌でもなぜか数えちゃうんですよね・・・。
その2:頭頂部や生え際(M字の部分)が薄くなってきている
2つ目の診断ポイントです。
AGAは頭頂部と、おでこの生え際(前頭部)から髪が抜けていくという特徴があります。
逆に言うと、側頭部(耳の周り)や後頭部(襟足の周り)はハゲません。
なのでどの部分が薄くなってきているかがAGAであるかどうかの判断材料の一つになります。
この図は、アメリカの研究者がAGAの進行具合を7つのレベルに分類したもので、ハミルトン・ノーウッド分類と言います。
この図からも分かる通り、頭頂部・額の生え際・前頭部が薄く広くなっていきます。
あれがAGAです。
いわゆるつむじハゲやM字ハゲもAGAにあたります。
その3:家系に薄毛の方がいる(遺伝)
3つ目の診断ポイント。
「ハゲは遺伝する」という言葉を1度は聞いたことがあるかもしれません。
しかしそれは少し違います。
「AGAは遺伝する」が正解です。
AGA以外の薄毛は遺伝しません。
AGAは、DHTという悪性の男性ホルモンが作用することによって発症します。
DHTとは
DHTはジヒドロテストステロンの略で、強力な男性ホルモンの一種。
DHTが作用することで成長期が短くなり、抜け毛が増える。
参考:AGA発症の原因
ハゲやすい人=『DHTの影響を受けやすい人』ということです。
母方から遺伝する確率が50%
AGAは母方から遺伝すると言われています。
理由は、「ハゲやすさ」の情報が書かれている染色体を母親から受け継ぐからです。
でも母は女性なのでAGAにならない。
なので母親の父親、つまり母方の祖父が薄毛かどうかが遺伝のカギを握ります。
祖父が薄毛の場合、だいたい50%くらいの確率でAGAが遺伝します。
(かなり簡単に書いています。突き詰めるとめちゃくちゃ難しい話になるのでこの程度の認識で大丈夫です。)
遺伝が関係ない場合もある
僕の祖父は薄毛ではないのに僕はAGAです。
「DHTの影響の受けやすさ」が遺伝すると言いましたが、それが遺伝してもハゲない人・遺伝していないのにハゲる人がいます。
DHTの影響の受けやすさ以外のものが遺伝することがあるし、遺伝と全く違う結果になったりすることももちろんあります。
なので、遺伝はただ診断目安になるという程度で大丈夫です。
(遺伝に限らず、AGAは必ずこうだというものはありません。個人差というものは常にあります。)
AGAに関係ない診断基準に注意
以上がAGAのセルフチェックになります。
これ以外の自己診断はAGAとは関係ないものかもしれないので一応注意してください。
間違った診断をすると間違った結果が出ることになるかもしれないので。
シャンプーはほぼ関係ない
冒頭でも話しましたが、シャンプーはAGAとはほぼ関係ありません。
AGAの原因はDHT(悪性の男性ホルモン)によって、髪が十分に成長できなくなってしまうことです。
この原因をしっかり理解していればシャンプーが関係ないことは分かりますよね。
確かにシャンプーが薄毛の原因になる可能性はあります。
自分に合わないシャンプー・刺激の強すぎるシャンプーを使い続けることによって頭皮が炎症を起こし、抜け毛が増えてしまう可能性はあります。
でもそれってAGAじゃないですよね。
原因は頭皮の炎症なんだから、シャンプーを変えれば済む話で、わざわざAGA治療を行う必要はない。
お金が無駄になっちゃいます。
生活習慣は若ハゲの原因になるかも?
AGAのチェックには生活習慣に関する項目も多く、睡眠時間やストレスなんかについて聞かれることもあります。
生活習慣もAGAの直接の原因ではないです。
だから「生活習慣が乱れてるあなたはAGAの可能性あり!」とかいうのは聞き流しとけばOKです。
ただ、これらはAGA発症のきっかけになったり、進行を早める可能性があると僕は思っています。
AGAになるとただでさえ髪の細胞がはたらかなくなるのに、そこに栄養不足な生活を続けていたら髪が成長できませんから。
それが抜け毛が増える原因になるんじゃないかなと思っています。
AGA治療は早期治療が命なんだけど、なかなか腰が上がらないですよね。
AGAは早期対策が大切です。
その理由は次の二つ。
- 特別な治療が必要
- 進行性
この記事では何度も言っていますが、AGAは普通の薄毛ではないので、専門の治療が大切になります。
そして、放っておくとどんどん薄毛が広がってきてしまうという性質もある。
数週間で髪が無くなってしまうというわけではありませんが、抜けた後に治療をするより、抜ける前に治療をしたほうが圧倒的に楽です。
でも早期治療が大切とはいえ、なかなか治療を始めるのは億劫だったりしますよね。
AGAって難しいし、デマばっかだし、サイトによって言ってること違って何が正しいのかわからないし。
でもこの記事を読んでチェックしているということは、あなたは間違いなく一歩前進しています。
まずは行動に出る。本当に大切なことだし勇気あることだと思いますよ。
AGA治療やってみようかなって方は、こちらの記事で0から解説しているのでよかったら参考にしてみてください。
⇒AGAの治し方を0から解説【治療歴2年の僕がデメリットも全部解説します。】
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絶対に失敗しないAGA治療の始め方を0から解説【治療歴3年の僕がデメリットも全部説明します。】
※現在サイト工事中なので、閲覧できない記事があります。 こんにちは、若ハゲの幸村です。 僕は20歳の頃からAGA治療の病院に通い、AGA治療をしてきました。(この記事を書いている時点で3 ...
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まとめ
それではAGAチェックのポイントについてまとめです。
- 抜け毛が細い、もしくは先端が細い毛が多い
- 頭頂部や生え際(M字の部分)が薄くなってきている
- 家系に薄毛の方がいる(遺伝は目安)
この3つのどれかに当てはまったら、その薄毛はAGAである可能性があります。
とりあえずまずはクリニックで無料相談に行ってみるのが一番ですね。
そこでっかりした診断もしてくれますから。
参考になれば嬉しいです。('ω')ノ