【正直微妙】毛髪再生医療はAGA治療に向かない。誰も語らない現実を話します。

毛髪再生医療というのが2020年にできるらしいんだけど、本当かな?もしそれが完成したらAGA治療薬を使わなくても済むようになるのかな?

ということに対する、僕の考えを書いていきます。

結論からいうと、僕は再生医療にはそこまで期待していません。

今のところ、AGA治療向きではないのかなと考えています。

 

この記事で分かることは次の3つ。

  • 覚えておくべき再生医療の欠点
  • 毛髪再生医療は本当に2020年に完成するのか
  • 完成した際の注意点

 

この記事を書いているのは2019年の1月ですが、僕はかれこれAGA治療を3年くらい続けています。

治療経験者としての意見を書いていくので、よかったら参考にしてみてください。

 

毛髪再生医療にあまり期待するべきでない理由を4つ説明する

 

冒頭にも書いた通り、僕は再生医療に関してはネガティブな印象を持っています。

もちろん今後情報がいろいろと出てきたら変わるかもしれませんが、今のところは反対派。

その理由は次の4つです。

  1. 費用がかかりすぎて手が出せない
  2. 植毛とやってることがあまり変わらない
  3. 結局AGA治療薬を飲む可能性がある
  4. 安全に治療できるかがかなり不安

 

順に説明していきますね。

 

費用が高すぎて手が出せない可能性

 

毛髪再生医療が安全にできるとしても、正直僕らには手の出せない費用がかかってくると思います。

詳しいことは分からないけど、自毛植毛ですら300万円くらいかかることもあるから、再生医療は500万くらいはかかるんじゃないかなと予想しています

高っか・・・。

そのレベルになってくると、僕を含めた普通の人ではなかなか手が出せませんよね。

まあ、僕は大学生の頃に100万円以上のローンを組んでAGA治療をやったことがあるので、社会人である今は本気を出せばできないこともなさそうですが・・・。(笑)

参考:【プロフィール】20歳若ハゲが130万円を使って失敗し、今のAGA治療にたどり着くまで

 

実は自毛植毛とやってることはあまり変わらない

 

実はこの再生医療って、自毛植毛とやってることがほぼ変わらないんですよね。

  • 自毛植毛➔自分の髪の細胞をハゲてる部分に埋め込む
  • 再生医療➔体外で育てた髪の細胞をハゲてる部分に埋め込む

自分の細胞を使うか、外で育てられた細胞を使うかの違いです。

幸村
自毛植毛をもう少し詳しく説明しておくと、「AGAを受けていない部分の髪の細胞を、ハゲてるところに移す」という医療。「耳の横の髪の細胞を、生え際に移す」というようなかんじ。

 

ただ、自毛植毛の場合は自分の毛を使うので、当然限度があります。

つまり元気な髪の細胞が無いと、そもそも移すことができないということなんですね。

 

それに対して再生医療は自分の細胞ではなく、体の外で育てられた細胞を使うので、極端な話無限に植えることができます。

こういった点から「再生医療はすごい」と言われているんですが、

ぶっちゃけAGAの人は後頭部や側頭部はふさふさしていることが多いので、自毛植毛で事足りる場合がほとんど。

 

つまり、再生医療をやらなければダメな人は、実はそこまでいないんじゃないかなと考えています。

自毛植毛で十分な人が多いということだね。

 

結局AGA治療薬を飲んで維持しなければいけない可能性がある

 

植毛も再生医療も、頭の髪の毛を全部取り換えるわけではありません。

なので手術前は全く問題なく生えていた髪が、手術後にAGAの影響を受けて抜けてしまう可能性は十分にあります。

だから、結局治療薬は飲み続けなきゃいけないパターンが結構あるみたいです。

幸村
僕はこういった理由から、とりあえずAGA治療薬で様子を見るのをおすすめしてる。

 

安全に治療できるのか、かなり不安

 

「再生医療は本当に安全に治療ができるのか?」

という点です。

詳しくは後述します。

 

再生医療はAGA以外の重い病気に悩む人の希望の光になるのではないか

 

今までの説明を読んで、再生医療と自毛植毛って結局費用以外にほぼ変わらないことが分かったと思います。

つまり、たとえ再生医療が完成したとしても、僕らがやるのは安い自毛植毛でよくね?ということです。

 

再生医療は、「自毛植毛で治すことができない脱毛症に対して有効なんじゃないか」と僕は考えています。

自毛植毛ができない=全く毛が生えていないということなので、先天的に髪が無い病気の方など。

僕はその分野に関してはあまり詳しくないので具体的な説明はできませんが、AGAに対して有効かと聞かれると、「莫大な金を払ってすべきような医療ではない」というのが今の結論です。

 

先天的に髪が無い病気の人は、おそらくAGA以上につらい思いをしていると思うので、そういう方の希望の光になったら素敵ですよね。

 

再生医療よりも植毛の技術が上がることに期待

 

再生医療と肩を並べる自毛植毛ってめちゃくちゃすごくね?って思うかもしれませんが、実はそうでもないんです。

現代の技術だと、どうしても植毛後の髪を維持できないという可能性があるみたいで。

幸村
しっかり生えてくる確率がだいたい95%。

まあこれもかなり高い方なんですが、技術の発達によってより確率を上げていけそうですよね。

 

あと、どうしても技術にばらつきがあるみたいなんですよ。

高額な費用を払ってハズレの病院を引いてしまう可能性がある、と考えるとかなり不安ですよね・・・。

そういった意味でも、今後の技術発展に期待です。

 

毛髪再生医療は本当に2020年に完成するのか?「恐らく無理」

 

一応、毛髪再生医療は2020年に実用化予定となっています。

でもまともに実用するのはまだちょっと無理なんじゃないかなと思っています。

そう考える理由は、次の2つ。

  • 何度か延期されている
  • たとえ実用化しても安全に治療できるか不明(※重要)

 

何度か延期されている

 

まず、毛髪再生医療の開発がスタートしたのが2013年なんですが、当初は2018年の実用化をめどにしていました。

それが延期して2020年に。

2019始めの今で、そこまでいい知らせが入ってきていないのでぶっちゃけ無理なんじゃないかなと・・・。

 

そしてもっと大切なことがあって、たとえ2020に実用化されたとしても、最初は絶対に手を出すべきでないと僕は考えています。

 

【重要】たとえ安く実用化されても、安全に治療できるかどうか不明

 

さっき「費用のことを考えると植毛で十分」という話をしてきましたが。

じゃあもし安かったら再生医療でいいのか?というと、そうとは言い切れません。

 

もし安かったら再生医療やってみたいなと考えている方がいたら絶対に覚えておいて欲しいんですが、最初の内は手を出すべきではありません

安全に治療できるかが分からないからです。

 

ひと昔前に「人工植毛」という技術で、体外で作った人工の髪を頭皮に植える治療が話題になったんですが、

その人工植毛ではアレルギー反応による健康被害が大問題になったことがあるんですよね。

 

それをやった患者さんは体外で作られた人工毛に拒否反応を起こし、結構大きい皮膚トラブルを起こしたりしています。

(酷い場合は、ハゲてるほうがマシじゃないかというレベルの炎症も。)

 

もちろん再生医療では、人工毛ではなく本物の細胞を埋め込むのでそこまでの危険性はないんですが、アレルギー反応を起こすという可能性は十分にあります

なので、実用化されてすぐだと「毒見役(毒が無いか確かめる役のこと)」的なかんじになってしまいかねません。

なので、成功したニュース(もしくは失敗したニュース)が出るまではおとなしく待機しておくべきだと僕は考えています。

幸村
ちなみに、自毛植毛の場合は自分の細胞を自分に埋める医療だから、アレルギーはほぼ起こらない。

これも、再生医療より自毛植毛のほうがいいんじゃない?と考える一つのポイントです。

 

まとめ

 

再生医療ってかなり期待されてるけど、正直そこまでじゃないんじゃないかという話をしてきました。

 

  • お金がめちゃくちゃかかることが予想される
  • それでいて自毛植毛とそこまで変わらないから、期待しすぎはよくない
  • 再生医療は実用化されてもすぐに手を出すべきじゃない

 

再生医療というと「めちゃくちゃ期待!AGA男性に朗報!」みたいな言い方をされるんですが、あんまり期待しているとガッカリしちゃう可能性があります。

なので期待しないでおきましょう(笑)

幸村
まあ、どんな医療ができあがるのかワクワクするというのは分かるけどね!

 

今のところ僕の考えはこんなかんじです。

以上、参考になればうれしいです(^^ゞ

 

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