という疑問に答えていきます。(データ・写真あり)
結論から言うと、僕自身は2カ月くらいで効果が出始めました。
効く人の割合はおそらく6~8割程度。
ミノキシジルはプロペシアと比べて効果が出始めるのが遅いという印象です。
今回はこのようなミノキシジルの具体的な効果について解説していきます。
主な内容は次の3つ。
- ミノキシジルは何割の人にどれくらいの期間で効くのかのデータ
- 僕の体験談
- なんで効くのか
ちなみに、ミノキシジルには外用と内服の2タイプがあります。
それぞれで効果の大きさが少し変わってくるので、そこら辺も踏まえて解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
【データあり】ミノキシジルは何カ月で何割くらいの人に効くのか
ミノキシジルには発毛効果があります。
育毛というと髪がふさふさ生えてくるようなイメージがある方もいるかもしれませんが、その効果をもたらすのがこの薬です。
でもミノキシジルと言っても次の2パターンがあります。
- 外用(頭皮に塗る)
- 内服(口から飲む)
これらは効果の具合が少し変わってくるので分けて解説していきます。
外用は6カ月(半年)で5割くらいの人に効く
外用というのは塗るタイプのミノキシジルのことですが、有名な製品に「リアップ」「メディカルミノキ」というものがあります。
特にリアップは有名なので効いたことがある人が多いと思います。
これ↓
リアップには発毛効果を調べた試験データが公開されているので、それを参考に見ていきましょう。
白が効果なし、色が濃くなるほど効果を実感しています。
24週後辺りからは、半分ぐらいの人に中等度改善がみられています。(中等度改善というのは、「新しい毛が生えてきているのが分かるが、他と比べるとまだ薄い」というような状態。)
つまり半年間ミノキシジルを頭皮に塗ると半分以上の人がそこそこ改善するということですね。
この時期になると全く効果を感じないという人は1割くらいになってます。
内服ミノキシジル(ミノタブ)は6カ月で6~8割程度に効く?
残念ながら、ミノキシジル内服の方は臨床試験データが公開されていません。
なので、正確な数値を説明することはできません。
でも、一般的に外用よりも内服のほうが効果が大きいとされています。
ミノキシジルに限らず薬系はだいたいそうです。
なので、少なくとも半年あれば6割の人には効く、うまくいけば8割くらいの人に効くんじゃないかなというのが個人的な考えです。
ちなみにAGAスキンクリニックという病院の先生は、「プロペシアと併用すれば見た感じ4~6カ月あればほぼ全員に効く」と言っていました。
まあさすがに全員は無理かもしれませんが、↑のデータともほぼ一致してるし、かなり多くの人に効果が出るのは間違いなさそうですね。
ここまでのまとめ
- 外用ミノキシジルは6カ月で半分以上の人がそこそこ改善
- 内服ミノキシジル(ミノタブ)は6カ月でほとんどの人に効果が出る
- プロペシアとの併用で90%近くいく
【僕の体験談】ミノタブは3カ月くらいから効果が少しだけ出始めて、徐々に上がっていった
もうまんま見出しの通りなんですが、僕の場合はだいたい3カ月くらいから少し産毛が生えてきて、それから徐々に毛が増えていったような感じです。
プロペシアのときはだいたい1カ月半くらいで抜け毛がパタッと止まったんですが、ミノキシジルの場合は急に生える!というかんじではなく、徐々にゆっくりといったかんじ。
まあそりゃ急にもさっと毛が生えてきたら怖いですけど。(笑)
そういうわけで、ミノキシジルの場合はゆっくり髪が生えていくので時間はかかります。
外用に関しては、最初はクリニックでもらった5%のものをミノタブと併用していたんですが、正直そこまで大きな効果は感じませんでした。
途中で外用だけやめたんですが、そのときも特に変化がなかったので外用5%は僕には効きづらいのかもしれません。
ミノキシジルの効果にも限界はある
「ミノキシジルはすごい」と世間では評判です。
僕もその考えには同意なんですが、やっぱり限界はあります。
あと、さっきの臨床試験データを見ても分かると思うんですが、1年くらい経つとグラフの高さが一定になります。
こんなかんじで僕も1年くらいしてからは効果が頭打ちになって、それ以上はなかなか改善できないということになりました。
一応今は新しい治療も試しています。
1年くらいは内服のみの生活をしていたんですが、最近また外用を付け足して様子を見ている最中です。
海外製の濃度が高めのやつなんで、前よりは効果が出ています。
現在の写真はこんなかんじ。
【今】
【前】若干正面向きで角度が違いますが。
特にM字辺りが結構改善してきてますよね。
こんなかんじで、僕はミノキシジルの効果を実感しています。
とはいえ、プロペシアとの併用もあるのでその点は注意してください。
オマケ:ミノキシジルの発毛メカニズム
という方に、ミノキシジルの発毛メカニズムを解説していきます。
興味ある方だけ読んでみてください('ω')ノ
実は、ミノキシジルの発毛メカニズムは未だに判明されていません。
複数の説があり現在も研究が続けられているわけですが、ここでは一般的に言われている2つの理由を紹介します。
血流改善作用
ミノキシジルはもともと高血圧治療のための血管拡張薬として開発されました。
全身の血管が拡張されるため、頭皮の血管も拡張されます。
つまり血流がよくなるということです。
その結果、髪を作る細胞(毛母細胞・毛乳頭細胞)のはたらきが活発になって髪が成長するという仕組みです。
ただ、血流を良くするだけなら運動するだけでも良さそうですよね。
でもミノキシジルの場合は運動よりも明らかに発毛効果が高い。
それにはもう一つの作用が関係してきます。
細胞成長因子の分泌促進
ミノキシジルには髪を成長させる物質を分泌させる効果があるということが研究によって明らかになってきています。
いわゆる成長因子です。
すごいマニアックな話をすると、VEGFというタンパク質が分泌されます。
VEGFは血管内皮細胞増殖因子といって、血管新生(新たな血管が作られるような現象)や毛乳頭細胞を増殖させる作用が報告されています。
このVEGFは、髪の成長期に一番多く発現がみられ、退行期から休止期にかけて少なくなっていきます。
つまり
- VEGF多い ⇒ 髪が成長
- VEGF少ない ⇒ 髪が抜ける(退行&休止期)
ということが言える可能性があります。
なのでミノキシジルがVEGFの分泌を促進することによって、髪の成長期が延長するのではないかと考えられています。
運動とかよりもミノキシジルのほうが圧倒的に効果が高いのは、こういった理由があるからなんですね。
ちなみにヘアサイクルが戻るときに、既に退行期に入りかけていた毛が抜けていくという現象が起きます。
これを初期脱毛というんですが、ミノキシジルを使った最初の1カ月くらいはいつもより抜け毛が増えるので一応覚えておいてください。(初期脱毛が来たということは効果が出たということ。)
参考:【体験談】初期脱毛が怖くてプロペシア・ミノキシジルを迷っている方へ!4つの対策を伝授!
まとめ
ミノキシジルの効果まとめです。
- 外用ミノキシジルは6カ月で半分以上がそこそこ改善
- 内服は6カ月でほとんどの人に発毛効果が見られる
- 効果がゆっくり出るから注意
- メカニズムは血流改善+成長因子の分泌
となります。
よくイメージされる『髪がない部分からふさふさ生えてくるような発毛効果』を持ってる薬です。
そういう生やす効果が認められてるのは、今のところミノキシジルだけでしょうね。
毎日使ってる人間から言わせてもらうと、マジでおすすめです。
最低でも外用だけはやってみてほしいですね。そこら辺の育毛剤と使用感は全く変わりませんから。
AGA治療を始めたいなという方は、こちらで詳しく解説しています。
⇒AGAの治し方を0から解説【治療歴2年の僕がデメリットも全部解説します。】
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