トマトジュースは髪に良く薄毛改善に効果的だが、生やすのは無理【断言する】

トマト(ジュース)が育毛に効果的って聞いたけど本当?トマトを毎日食べていれば自分も薄毛が改善するのかな?

という方の疑問に答えていきます。

結論から言うと、トマトは髪に良く育毛に効果的な成分が含まれているのは事実ですが、それだけでは薄毛を治すことはできません

 

今回は、トマトジュースと薄毛の関係について、詳しく解説していきます。

この記事で分かることは次の3つ。

  • トマトが髪に良い理由
  • トマトの効率のいい取り方
  • 薄毛を治すためにはトマトだけでは無理だという事実

 

僕自身は20歳のころから薄毛に悩み試行錯誤してきたので、薄毛の原因や治療方法などはかなり詳しいと自負しています。

ぜひ参考にしてみてください。

 

トマトに含まれる薄毛改善に役立つ2つの成分

 

まずは、トマトが持つ薄毛改善に効果的な成分を見ていきましょう。

大きく分けて3つの栄養素があります。

  1. リコピン
  2. クエン酸
  3. その他

順位解説していきますね。

 

1:リコピンによる抗酸化作用・血行改善

 

トマトの一番の特徴といえばこのリコピンを多く含むことです。

リコピンとは、トマトの赤色を作り出すカロテノイドです。

 

カロテノイドとは

カロテノイドとは植物が持つ成分で、人間の体内では活性酸素(毒)を除去する作用を持つ。

活性酸素が体に溜まると、細胞にダメージを与える(薄毛や癌の原因にもなる)。

参考:トマトの機能・効能について|カゴメ

 

この活性酸素を除去してくれるのがカロテノイド、つまりトマトでいうとリコピンというわけですね。

 

またリコピンには、この作用のほかにも血糖値の上昇を抑えてくれる効果もあります。

血糖値とは、血液中を流れるブドウ糖の濃度のこと。

血糖値が高くなってしまうと、血液がドロドロになり、血管が詰まったり傷ついたりしてしまいます。

 

つまり、リコピンは血行を良くしてくれるということですね。

血行は髪を育てるのにかなり大切だと僕は実感しているので、こういった部分もトマトのいい点ですね。

 

ちなみに、リコピンはトマトの赤い色素を作るポリフェノールなので、赤を含む他の果物や野菜にも含まれている場合があります。

有名どころだと含有量が多い順に、トマト(特にミニトマト)・スイカ・グレープフルーツ・パプリカなどです。

 

2:クエン酸

 

次にクエン酸です。(レモンなどにも含まれる成分)

トマトには少し酸味がありますよね。
あの酸味の正体がクエン酸です。

 

クエン酸は主に、亜鉛(ミネラル)の吸収を助けるはたらきがあります

亜鉛はアミノ酸をケラチン(髪の毛の主成分)へと合成する際に必要な栄養素で、不足していると髪が育ちません。

それくらい大切な栄養素になるんですが、亜鉛には吸収率が悪いという特徴があります。

 

その吸収率を補助してくれるのがクエン酸の役割で、亜鉛と一緒に取ることがかなり効果的だとされています。

具体的な話をすると、トマトと一緒に魚介類・肉類・大豆などの食品を食べると良いです。

 

3:その他(アミノ酸・ビタミン)など

 

リコピン・クエン酸の他にも、いろいろな栄養素が含まれています。

髪の原料となるアミノ酸。

髪や頭皮、血管などを健康に保つビタミンなども含まれています。

 

【吸収率に注意】トマトジュースが髪に良い理由

 

以上がトマトに含まれる主な栄養素になります。

しかし、これらはただトマトを食べていればうまく摂取できるわけではありません。

 

実は、リコピンはそもそも普通のトマトからは摂取しにくいです。(トマトに多く含まれている成分なのは事実です。)

 

その理由は、リコピンが細胞に覆われているため体内で吸収しづらいからです。

しかし熱を加えることによって、トマトの細胞が破壊され、リコピンが体内に吸収されやすい構造に変化することが研究により明らかになっています。

 またリコピンの体内への吸収を高める手法として、リコピンの構造を「トランス体」から「シス体」に変化させる以外にも、「加工・加熱(*5)」や「乳製品(*6)や油との同時摂取(*7)」が知られています。

引用元:リコピンの吸収について|カゴメ・名古屋大学の共同研究

 

 

そこで出てくるのがトマトジュースです。

一般的には野菜ジュースのような加工された食品(飲料)だと、栄養素が損なわれているのではないかと心配になりますが、リコピンの場合はむしろ含有量も多く吸収しやすくなっています。

ジュースの他にも、加工されたトマト缶・ケチャップなどが効率よく、日常でリコピンを摂取するのに良いですね。

 

油と一緒に食べるとリコピンの吸収率がアップ

 

リコピンは脂溶性と言って、油に溶けやすい性質を持ちます。

そのためトマトを食べる際には油分と一緒に食べるのも効果的です。

パスタにしたり、ドレッシングをかけて食べるのが良いでしょう。

 

ちなみに、カゴメの研究によってオリーブオイルが最も吸収率を高める油だということが判明しています。(そこまで細かく気にする必要もないと思いますが。)

 

食品ごとのリコピンの含有量

 

リコピンは1日に15~20mgが最適だと言われています。

では1日にどの程度トマト食品を食べればいいのか、超具体的な話をしてきます。

 

トマト食品に含まれるリコピンの量を見てみましょう。

 

食品(飲料) リコピン含有量
(100gあたり)
摂取目安
生トマト(大) 3mg 2個
生トマト(ミニ) 8mg 15個
トマトジュース 10mg 150ml(コップ1杯程度)
ケチャップ 20mg 大さじ4程度
トマト缶 13mg 1/3程度

※一番右の摂取目安はリコピン15~20mgを摂るのに必要な量です。

 

この表からも分かる通り、生のトマトから十分なリコピンを摂取しようとすると結構たいへんです。

 

しかし、加工されたものだと一度の食事で、あまり意識することなく摂れてしまうことも多いです。

特にトマトジュースは、コップ1杯程度の量で1日に必要なリコピンを摂ることができます

これなら少し献立を工夫するだけでしっかり栄養を摂ることが出来そうですね。

 

ちなみにケチャップには塩分が多く、トマト缶にはナトリウムが多く含まれているので、食べすぎには注意です。

一番お手軽で栄養も豊富なのはやっぱりトマトジュースでしょう。

ただ、トマトジュースも完全に野菜の代わりにするのは良くありません

 

栄養素によっては加工の過程で失われているものもあるため、ビタミンやアミノ酸は、食事で野菜や果物をしっかり食べる必要があります。

 

加工されたものはあくまでリコピンやクエン酸の摂取がメインとなります。

生トマト(野菜)と加工トマト、両方に良いところがあるからバランス良く食べることが大切ですね。

 

育毛サプリメントとかは買う必要がないですよ。

 

基本的に、育毛サプリメントとかって買う必要がないですよ。

 

もちろん、現代人は栄養のある食べ物を自炊する時間がなかったりすんのでサプリメントに頼ること自体は悪くないです。

が、クソ高い育毛サプリを買う必要はありません。

リコピンが欲しいならトマトジュースで十分です。

 

【超重要】ただし、トマトをいくら食べても薄毛の改善にはつながりにくい(生やすのはまずムリ)

 

ここまでトマトの持つ育毛効果について話してきました。

いろいろ解説しておいていまさらなんですが、実はトマトを食べても薄毛の改善にはつながりにくいです。

 

その理由は、「そもそも薄毛の原因が栄養不足じゃない可能性が高いから」

薄毛の原因って、ほとんどがAGAという男性ホルモンに関する病気です。(僕もそうだし、芸能人もみんなこれ)

 

もちろん栄養補給は大切ですが、それだけだと根本的な改善にはなりません。

例えばインフルエンザの時って、確かに栄養のあるものを食べた方が良いけど、それだけだと大きくは改善できないですよね。

やっぱりタミフルを飲むのが一番効果的です。

それと一緒で、薄毛もAGA治療薬というのを飲まなければ根本からの改善はできません

 

最近ではネットの発達でこの事実が広がりつつあるんですが、まだまだ一般には浸透していないです。(だからみんな間違った治療をしちゃうというのもある。)

病気の原因を治せば薄毛も改善する可能性もかなり高いですよ。

詳しくはこちら➔「何をやっても全く抜け毛が止まらない」という人は必ず病気を疑え。

「何をやっても全く抜け毛が止まらない」という人は必ず病気を疑え。

ネットでよく言われている対策をしても抜け毛が止まらない人は、病気の可能性が高いです。「生活習慣の改善」「シャンプーを見直す」「亜鉛を取る」こういった方法で治らなかった人は必見です。

続きを見る

幸村
世の中の育毛剤とかが効かない理由って、この病気に対応できないからなんだ。

 

トマトジュースと薄毛の関係まとめ

 

それではまとめです。

 

  • リコピンの抗酸化作用・血行改善、クエン酸の亜鉛吸収率アップが髪の毛に良い
  • 吸収率の良さではトマトジュースが最強で、ケチャップやトマト缶も料理に少し加えるだけで十分リコピンを摂取できる
  • ただし、トマトを食べても薄毛を根本から改善できるわけではない

 

栄養摂取は必要です。

トマトは髪にとっていい食べ物なのは間違いないので積極的に食べて(飲んで)いきたいですね。

 

それと同時に、AGA治療についてもぜひ勉強してみてください。

きつい言い方をすると、栄養とかサプリメントとかの治療って時代遅れです。

医療が進んで薄毛の特効薬が出ている時代なので、ぜひそこら辺のことを知ったうえで育毛してほしいなと思っています。

 

「何をやっても全く抜け毛が止まらない」という人は必ず病気を疑え。

「何をやっても全く抜け毛が止まらない」という人は必ず病気を疑え。

ネットでよく言われている対策をしても抜け毛が止まらない人は、病気の可能性が高いです。「生活習慣の改善」「シャンプーを見直す」「亜鉛を取る」こういった方法で治らなかった人は必見です。

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以上、参考になればうれしいです。(^^ゞ

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